2-2|抽象化のつまずきポイントと対処法~今の自分にしっくりくる“仮の軸”を見つけよう~

価値観を活用する

前回お話した「抽象化」、正直ちょっと難しかったですよね……。

「深掘り」ではたくさんの具体的な事例が出てきて、「これも大事、あれも大事!」となるのに、
いざ抽象化しようとすると、つまり私は何が大事なの?」と迷子になってしまうこともあるかもしれません。

でもそれ、あなただけじゃありません。
私も何度も、言葉の森で立ち止まってきました。

このページでは、実際に私が感じた“つまずきポイント”と、それをどう乗り越えたかをご紹介します。
HSPさん特有の繊細な感受性に寄り添いながら、「抽象化」のヒントをお届けできたらうれしいです。


このページでわかること

  • よくあるつまずきポイントと、その対処法
  • HSP気質ゆえの感じ方・考え方をふまえたヒント
  • 完璧じゃなくても、自分なりの価値観に近づいていく方法

💡この記事で紹介するのは、あくまで私の実体験と気づきです。
もし「こんなふうに悩んだよ」「ここが難しかったよ」ということがあれば、ぜひ教えてもらえたらうれしいです
あなたの声が、次に同じように悩む誰かの助けになるかもしれません◎


よくあるつまずき&ヒント集

ここからは価値観の抽象化のときに、つまずきやすいポイントとそのヒントをお伝えします。
完璧な答えを出そうとしなくて大丈夫。
ヒントを見ながら、自分なりの答えを考えてみてくださいね。

① いろんな価値観が混ざってわからなくなる

具体例をいくつも挙げていくと、「家族と過ごすのが大事」「誰かに感謝されるのがうれしい」「ひとりでほっとする時間も必要」など、バラバラの価値観が出てきがちです。

Rona
Rona

でもどれも大事な気がする…

🪄対処法:その奥にある「共通点」や「願い」を探してみる

これらは一見バラバラでも、「自分が安心していられること」「認めてもらえること」など、根っこの部分で繋がっているかもしれません。
私はここで「何が叶っているから、うれしかったの?」と問いかけてみました。

例)
家族と過ごしてうれしい → 安心感がある
感謝されると満たされる → 自分が役立てたという実感
ひとり時間が心地いい → 自分を休める余白

→ 共通して「安心」「自己肯定感」が満たされていたのかも…?


② しっくりくる言葉が見つからない

抽象化しようとすると「愛」「自由」「調和」みたいな言葉になって、急に自分事じゃなくなってしまうことも。

Rona
Rona

そうなんだけど…そうじゃない!

🪄対処法:ぴったりの言葉に出会うまで「仮」でOK!

ここで止まっちゃう人、多いと思います。
でも完璧な言葉を探す必要はありません。

私は「このあたりかな?」という感覚で仮置きしておき、あとからアップデートする前提にしています。
抽象化した価値観は「自分トリセツ」のベースにもなっていくので、
実際に使ってみたあとに「うーん、なんか違う」と感じたら見直すこともあります。

「いったん決めたら変えちゃダメ」ではなく、「使いながら育てていくもの」と思うと、気持ちが軽くなりますよ◎


③ 思考がぐるぐるして、進めなくなる

HSPさんは、慎重に考える力があるぶん、「間違えたらどうしよう」「この価値観は正しいのかな」と思いすぎて、立ち止まってしまうことも。

Rona
Rona

これであってるのかな…?

🪄対処法:「少しずつ絞っていく」という感覚でOK

いきなり正解を出そうとせず、今の自分が、今ここで選ぶならこれかな?」という視点で進めてみると、ぐっと気持ちが楽になります。

私は「仮でも前に進むことで、見える世界が変わる」と実感しています。
たとえその設定が後から変わっても、「違った」と気づけただけで大きな一歩。
進みながら、ゆるやかに軌道修正していけば大丈夫◎


まとめ:抽象化は「柔らかくてOK」「仮でOK」

抽象化は、無理に完璧な答えを出すものではなく、
**「今の自分にしっくりくる“仮の軸”」**を見つけること

それを日常の中で使ってみて、違和感を感じたらまた変えていけばいい
その柔らかさこそが、自分に優しい方法だと思います。


次回予告|抽象化した価値観の「使いどころ」

価値観を抽象化する本当の目的は、
自分らしく選び、行動できるようになることにあります。

次回は、抽象化した価値観をどう活かすのか?
日々の「判断軸」や「情報の取捨選択」、「自分トリセツ」の土台としてどう使っていけるのか?
その具体例をご紹介しますね。

▶ 次はこちらの記事へ:  👉 抽象化した価値観の使いどころ


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