【後編】言葉にすると見えてくる。——“今の自分”との対話で、行動のヒントを探す

ふわり日々のこと


※まだ読んでいない方は、前編の記事からどうぞ♪
→【前編】“行動できない”は性格のせい?——自分トリセツで行動しやすさをつくる

はじめに:自分との対話ってどうやるの?

【前編】“行動できない”は性格のせい?——自分トリセツで行動しやすさをつくる
では、「行動できない」と思う思考の流れや、それに対してどう考えてどのように対処していけばよいかのわたしの考えを書かせてもらいました。

その中で出てきた、「自分の内側と会話する」「自分をみつめる」といっても、それってどうやるの?という人に向けて、わたしが行っている自分との対話方法をお伝えします。


自分との対話=頭の中の言語化

自分との対話=脳内の言語化、のことだと思っています。

わたしたちhspさんは特に、常に頭の中でたくさんのことを考えていますよね。
でも考え続けていることって、実は何度も同じことをぐるぐる考えていたり、いざ説明しようとしたら言葉にならなかったりしたことありませんか?

それって頭の中で、自分の“思い”がぐちゃぐちゃにからまった状態でいるからなんじゃないかなぁって思ってます。
そのぐちゃぐちゃにからまった“思い”を丁寧にほどいていく作業が、言語化(じぶんとの会話)なんじゃないかな。

じゃあ具体的にどうやってほどくの?というと…
わたしは“ブレインダンプ”という方法を気に入ってよく使っているので、こちらをご紹介しますね。


ブレインダンプで言語化してみよう

では、ここでわたしがよく使っている「ブレインダンプ」のやり方をざっくりご紹介します。

ブレインダンプとは、今の頭の中にあることを、なんでもかんでも書き出していく方法です。

ポイントは、**「とにかく思いついたことを全部書く!」**こと。

やり方はとってもシンプルで、こんな感じ:


▽ブレインダンプのやり方

  • 時間:5〜15分くらい(決めなくてもOK。書けるひとは書きたいだけ、ペンが進まない人は、時間やこの紙1枚は書ききるって決めるのもいいと思います◎)
  • 用意するもの:紙とペン(スマホのメモやPCでもOKだけど、手書きがオススメ)
  • ルール:
    • とにかく何でも書いてOK!(正解・不正解はなし)
    • 文になってなくても、言葉の断片だけでもOK(書き間違いも気にしない!)
    • 他人に見せる前提じゃないので、キレイに書こうとしなくて大丈夫
    • 途中で止まっても、浮かんだことからまた再開すればOK

たとえば、「なんかもやもやする…」と思ったら、

なんでもやもやするんだろう?たぶん○○のことが気になってる。
○○について、なんか違和感がある。何が嫌なんだろう?うーん……

みたいに、独り言みたいな感じで書いていきます。

このとき大事なのは、「考えすぎないで、とにかく出す」こと。
書きながら考えてもOKだし、まとまっていなくてもOKです◎

Rona
Rona

わたしは「書くこと思いつかない~」とか
「書きすぎて手が痛い~」とかも書いてるよ 笑


ブレインダンプでほどけた、もやもやの正体

私自身、もやもやしているときには「ブレインダンプ」という方法をよく使います。

最近も、あるお世話になっている集まりでの応援について迷っていたとき。
家族との話し合いを優先する、と一度は決めたのに、どこか心がスッキリしなくて……。

「本当にこれでいいのかな?」
「なんでまだ考え続けちゃってるんだろう?」

そんなふうにモヤモヤぐるぐるしていたとき、ノートにとにかく書き出してみました。
頭の中から思考を引っ張り出して、からまった毛糸を一本ずつほどいていくような感覚
書いていくうちに、「家族の納得」と「応援すること」は別の問題だったって気づいたんです

それがわかると、不思議と気持ちが軽くなって。
具体的にどうすればいいかも自然と見えてきて、「じゃあ、こうしてみよう」と行動に移すことができました。


書くことで、今の自分をていねいに見る

書いて言葉にすると、自分の思考や感情が“外”に出てきます。
それをあとから読むことで、「こんなこと思ってたんだ」と、自分を客観的に見られる。

私にとって言語化は、

  • ストレス解消法
  • 思考の整理ツール
  • 気づきをくれる預言書
  • カウンセラーであり、友達

みたいな存在。

モヤモヤがあるときだけじゃなく、なんとなくスッキリしたいときにもおすすめの方法です。


おわりに:ブレインダンプを試して、自分となかよくなろう

今回はわたしが実践している自分との対話の仕方“ブレインダンプ”についてお伝えしました。

紙とペンさえあればできるとてもお手軽な方法です。
わたしはいらない紙の裏紙でやってますよ。

話し相手の気持ちを考えて「やっぱり話すのやめておこう…」と思ってしまうHSPさんには、だれの目も気にせず心の内をさらけだせる機会はとても大事だと思います。
悲しいとき、くやしいとき、理由はわからないけどモヤモヤしている時、どんな状態でもオススメの方法です。

そして書き終わったらビリビリにやぶいて捨てちゃいましょう!これで見られる心配もありません😊
こういう心理的安全性もわたしたちHSPさんにとっては大事なんだと思います。

「ちょっとやってみようかな」と思ってくれたその気持ちが、あなた自身をやさしくほどく一歩になりますように。


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