あのモヤモヤ、ほんとは“優位性”じゃなくて“反応”だったのかも

ふわり日々のこと

はじめに

普段は「いろんな考え方があっていいよね」って思ってるのに、
ある人と話したときに、 「この人、なんか合わない…てか、わたしの方がちゃんと考えてるし…」って、 つい思ってしまったこと、ありませんか?
わたしも先日、そんな体験がありました。

「あれ?わたしこんなに“優位に立ちたい”って思う人だったっけ?」 と、ちょっとショック。

でもあとから考えてみて、 「あれは“本当のわたし”の反応じゃなかったかも」と思えたんです。
HSP気質ゆえの“感受性のアンテナ”が、 相手のエネルギーに引っ張られてただけかもしれない──。

そんな気づきを通して、 「多様性の中で、自分を守るヒント」を見つけたお話をお届けします🍃


なんでかこの人にイライラ…それ、わたしの本音?

その人は、初対面なのにすごく熱量が高くて、
「わたし直感で動くタイプなんです!今日どうしても会わなきゃって思って!」
って、ぐいぐいくる人でした。
自分軸があるって話をたくさんしてくれてたんだけど、 わたしにはどうにもしっくりこなくて。

家に帰る途中、モヤモヤしている自分にふと気づきました。

「あの人の言い方、なんか見下してたよね」

「わたしの方がちゃんと考えてると思う…」

あれれ?これって、まるで“優位性”を主張してるみたい。

普段のわたしなら、多様性とか、お互いの違いを認めるとか、 そういうことを大事にしてるのに…?


優位性を感じたとき、わたしは“引っ張られていた”

しばらく考えてみて、わたしなりの仮説が浮かびました。

もしかして、わたしはあの人の“優位性アピール”の雰囲気に 無意識に反応して、つられてしまっていたのかも?

HSP気質のある人は、 「相手の感情を自分のもののように感じてしまう」ことがあるといいます。

わたしはこれまで、その傾向はそこまで強くないと思ってたけど、 今回の件では、「あの人の“強い態度”に飲み込まれていたのかも」と気づいたんです。

つまり、

わたしが優位性を感じた=わたしの本質がそう思った、ではない

という可能性もあるってこと。

もちろん優位性を全く持っていないのかといわれたら、ゼロではないと思います。
ゼロだったら反応自体でないと思うから。
だけど普段から人と話していると、自分はどちらかというと多様性を前提にしている考え方なんだなぁと自覚していました。

だからこそ、普段の自分と、いつもと違う自分との差に気づくことができて、この仮説を見つけることができました。
そしてこの視点が持てたとき、 「わたしって嫌な人間だな…」って落ち込みそうになってた気持ちが、 すーっとゆるんでいきました。


「違う」だけなら、一歩引いてもいい

相手の言動が「苦手」だったとしても、 それを「間違ってる」と決めつける必要はない。

ただ「わたしとは違うスタンスなんだな」って、 少し距離を取るという選択もあっていい。

ぶつからないことは、逃げじゃなくて“やさしい選択”

違いがあって当然。
だから、合わなかったら「どっちが正しい or 間違ってる」じゃなくて、
「ただ、違う次元にいるだけ」と思えたら、心がずっとラクになる。


自分を責めすぎないで

誰かと関わったときに生まれた“嫌い”とか“モヤモヤ”って、 実は「相手由来の影響」だったり、「防衛反応」だったり…

それを「わたしって性格悪い…」って自分にラベル貼るの、もったいない。
自分を知るチャンスです✨
大事なことは、どうして自分がその感情をもったのか観察すること。

単純に「タイプが違うから」「自分とは大切にしていることが違うんだな」ということかもしれないし、または今回のわたしのパターンのように、相手の空気に飲まれていただけ、ということもあるかもしれません。

もし「あ、いまわたし、相手の空気にのまれてるかも?」って気づいたら、
「これは自分の本音じゃないかもしれない」と一歩引いてみませんか?

わたしは普段、自分から優位性をアピールするタイプじゃありません。
だからこそ、「優位に立ちたい」という感覚が出てきたとき、 それが「わたしらしさ」じゃないことに気づけたんだと思います。


おわりに

わたしはこれからも「多様性を大切にしたい」と思ってます。
でもそれは、誰とでも仲良くすることじゃない。

自分と違う考えに出会ったとき、 ぶつかってしまいそうなら「そっと距離を取る」というやさしさがあってもいい。

そして、自分の感情を観察して、 「ああ、また少し飲まれてたな」って気づけたら、それだけで十分。

揺れても、自分に戻ってこれればそれでいい🍀

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