「また無理しちゃった…」は習慣のせいかもしれない
「変わりたいのに、また同じことしちゃった」
「これが“わたしらしさ”なのかな…。でもちょっとつらい」
そう思ったこと、ありませんか?
実はその“クセ”は、性格でも根性のなさでもなく、
ただの“習慣”かもしれません。

またやっちゃった…って、落ち込まなくていいんだよ〜
この記事では、わたしが自分トリセツを通して、
思考や反応のクセを少しずつ手放していった体験をもとに、
**「新しい習慣のつくり方」**をお話しします。
「変えたい」気持ちは昔からあったけど…
わたしには、
「これ直さなきゃ」
「変わりたい」
と思ってきたことが、山ほどありました。
でも実際に変えられたかというと、なかなかできなかった。
やり方がわからなかったし、
「そんな自分はダメだ」と思うこと自体がつらかったんです。
今は、「変える」よりも、
それを補う考えや行動を“追加する”
という感覚で向き合えるようになってきました。

変わるじゃなくて、“足す”でいいんだね。
【実体験】お菓子を断れなかった、あの頃の私
具体的に「変えたい」と思った行動のひとつに、
**“自分のためにされた好意を断れない”**というものがありました。
小さなことだけど、例えばこんなこと──
「Ronaのために買ってきたよ!」
とお菓子を差し出されると、
本当は今お腹いっぱいでも、無理してでも全部食べなきゃって思ってたんです。
だって、
- 断ったら申し訳ない
- 喜ばせたい
- がっかりさせたくない
……そう思ってたから。
でも、何度かそれで自分がしんどくなる経験をしたことで、考え方を見直しました。
「わたしが無理して笑ってるのって、
相手がほんとに望んでることなんだろうか?」
わたし自身、大切な人がつらい顔してたら、それは悲しい。
だから今は、こう考えるようになりました。
「もらったことにはしっかり喜びを伝える」
でも
「食べるかどうかは、自分の体調に合わせて自分で決める」
これは、「変わった」んじゃなくて、
新しい“考え方”を取り入れただけ。
でもわたしにとっては、大きな前進でした。
思考や反応のクセも、実は“習慣”
・「つらい」→「がんばらなきゃ」
・「申し訳ない」→「謝らなきゃ」
・「空気読まなきゃ」→「笑っておこう」
こんな風に、**思考や反応って無意識の“パターン”**なんですよね。
習慣のように反射で出てくる。

それ、“クセ”じゃなくて“習慣”かも?
だからこそ、「変わらない」んじゃなくて、
いつも通りを繰り返しているだけだったんです。
習慣をゆるやかに変えるために、わたしがやったこと
🕊1)納得感を大切に。「こうしたい」と思える理由を見つける
「変えなきゃ」だと続かない。
でも、「これなら自分もラクになれる」「心地よい」と感じたら、自然と続けられました。
🕊2)ハードルを下げる。「少しずつ移行していく」意識
今でも“元の反応”が出ることはあります。
でも最近は、気づけるスピードが上がってきたんです。
昔:つらい→がんばらなきゃ
今:つらい→「つらたん…」ってつぶやいて、ハッとする(笑)
そんなふうに、気づきのトリガーを仕込んでおくのが、自分には合ってました。
🕊3)パターンに気づくために、自分トリセツを活用
トリセツでは、「つらい」という感情が出たときに
「無理してるかも?」と自分に問いかけるようにしています。
自分がよくハマる“反応のパターン”を知っておくと、
新しい選択肢に切り替えやすくなるんです。
自分トリセツは“習慣をやさしく変える地図”
自分トリセツって、
「自分がどういうときに無理しやすいか」
「どんな工夫が自分に合うか」
……そんなヒントをまとめたものなんですよね。
だから、新しい習慣をつくる手助けにもなる。
見返すたびに、自分との対話が深まっていくんです。
さいごに:「変えたい」と思うその気持ちも、大切な特性
「変われない」は、悪いことじゃない。
そのままの自分でも十分。
でも、“もっとここちよく過ごしたい”って気持ちがあるなら、
その気持ちも、わたしの特性のひとつ。
自分に合う考え方や反応を少しずつ取り入れていくことで、
自然と“しんどくない自分”に近づいていける。
自分トリセツは、そんな自分らしい道を照らす
小さなランタンみたいなものです。
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