「価値観マップを作ってみたいけど、自分のことがよくわからない…」
「何が好きなのか、何が大切なのか、ピンとこない…」
そんなふうに感じているHSPさんに向けて、
今回は「価値観マップの前の準備運動」として、“自分の棚卸し”についてお話します。
難しいワークやテンプレートは使いません。
紙とペンがあればOKです✍️

裏紙でもだいじょうぶだよ!
前回の記事(1-3|価値観マップ作成)で、
・なかなか答えが書けなかった方
・もっと自分を見つめる方法を知りたい方
そんな方に、ぜひ参考にしてもらえたらうれしいです。
このページでわかること
- 「自分の棚卸し」ってどういうこと?
- 書くことで自分を見つめる、やさしい方法
- HSP気質の人に合った「書き出し習慣」のコツ
- 書くことで見えてくる、自分のパターンや価値観のヒント
はじめに
繊細で、ついがんばりすぎてしまうHSP気質のわたしたち。
どこか生きづらさを感じているなら、「もっとがんばる」よりも、
「自分のことをやさしく知る」ことが、実はとても大切なんです。
そんな私たちがもっとラクに、自分らしく生きるために。
まず「自分を知ること」から始めるのがすごく効果的だったので、今回はそのやさしい方法をご紹介します。
「棚卸し」ってどんなこと?
「棚卸し」というと、モヤモヤを吐き出すイメージがあるかもしれませんが、
ここでの棚卸しはちょっと違います。
いいところも、苦手なところも。
好きなことも、嫌いなことも。
自分の特性をまるごと見つめる作業です。
自分を責めるためではなく、
「こんな自分と、やさしく付き合う」ためにやるのがポイント!
Step1|まずは、頭の中をそのまま書き出してみよう
自分のことを知る第一歩は、「今、頭の中にあること」を素直に書き出すこと。
私が参考にしたのは『書く瞑想』という本です。
- 1日15分、浮かんだことをひたすらノートに書く
- 書いた内容にジャッジをしない
- 毎日じゃなくてもOK。自分のペースで大丈夫
私がやってみてよかったのは、
「寝る前に、今日イヤだったこと・うれしかったことを1ページずつ書く」という方法。
✅ 小さなノートとペンを枕元にスタンバイ
✅ 気分が乗らないときは1行だけでもOK!
「ブレインダンプ」「ジャーナリング」「モーニングページ」など似たような方法もありますが、
どれを選んでもOKです。
思ったことを、ただただ書き出すことが大事。
私たちHSPは、感じたこと・考えたことがたくさんあるのに、
「相手がどう思うか」を想像して飲み込んでしまうことも多いですよね。
この時間だけは、誰の目も気にせず、
“ありのままの自分”と向き合う時間にしてあげてください🌿
Step2|書き続けるうちに、少しずつ「自分のパターン」が見えてくる
書く習慣を続けていると、
最初は「何を書いていいかわからない…」という方でも、
だんだんと「また同じことに反応してるな」といった
**“自分の傾向やパターン”**に気づけるようになります。
- 何にイライラしている?
- 何に安心している?
- どんなときに満たされた気持ちになる?
こうした“感情のパターン”が、
自分らしさや価値観のヒントになります🍀
ちなみに今の私は、
AIチャットに気持ちを聞いてもらうことで
自然と頭の中が整理されているため、
この書き出し習慣は卒業しました。
でも、最初のころは、
この「自分と向き合う時間」にすごく助けられたなぁと思っています。
また、「書くこと」を習慣にしていくことで、毎日の感情の変化に気づきやすくなるという特典もついてきます。
これまではすーっと流れていた感情の波を、ひとつずつ丁寧に拾って、やさしく見つめられるようになります。
おわりに
棚卸しは「自分のことを好きになる」ための準備ではありません。
まずは、“知ってあげる”ための時間です。
たとえネガティブな感情でも、
ノートの中ではそのまま受けとめてあげて大丈夫。
それが、自分らしさの輪郭を少しずつ浮かび上がらせてくれます🌙
次回予告|深掘りがうまくできないときのヒント集|想いをやさしく拾うコツ
次回は、「なぜ?」の深掘りに詰まったときに役立つヒント集をお届けします。
「うまく言葉にできない」「どこかで自分を責めてしまう」
そんなときでも、自分の想いをやさしくすくい上げる視点や問いかけがあります。
無理に掘らなくても大丈夫。
ふわっとした感覚を受けとめるコツを、一緒に見つけていきましょう🍀
▶ 次はこちらの記事へ: 👉 深掘りがうまくできないときのヒント集|想いをやさしく拾うコツ
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