前の記事はこちら:▷ シリーズ#1-1|自分、ちょっとズレてる?から始まった疑問
この記事は、シリーズ1の2話目の内容となります。
今回は“ずれ”を感じていたわたしが「HSP」という言葉に出会ったことで、
どのような心境の変化があったのかについて、書いてみます。
「繊細さん」との出会いと、HSPという言葉
HSPという言葉を初めて知ったのは、2〜3年ほど前だったかな?
「繊細さん」という言葉と一緒にネットで見かけたのが最初だった気がします。
なんとなく、「自分も当てはまるかもしれないな」とは思ったけれど、当時はまだ診断を受けることに抵抗がありました。
HSPって病気じゃないとわかってはいても、診断を受けることで「わたしはこうだから仕方ない」って開き直ってしまうんじゃないかとか、逆に人にどう見られるかが怖くて。
どこかグレーゾーンに感じてしまい、距離をとっていた部分もありました。
価値観マップとHSPのつながり
本格的にHSPを調べてみたのは、価値観マップを作った後のこと。
なんでだったかは正確には覚えていないけど、「そういえば、HSP診断してみようかな」ってふと思ってやってみたんです。
そしたら結果は予想どおり、しっかりHSPに該当。

知らないひとは、HSP診断をしてみてね
それから「じゃあ本でも読んでみようかな」って思って読んでみたら、びっくり。
その本の中に書かれていたHSPの特徴が、まるで私が作った価値観マップを写したみたいに同じ内容ばかりだったんです。
「あれ?これ、わたしのこと書いてるの?」ってくらい。
そこから、HSPという気質に一気に興味を持つようになりました。
HSPの特徴って?
思い当たる特徴はたくさんありました。
- 疲れやすい(とくに人と会ったあとはどっと来る)
- 一人でいるのが全然苦じゃない、むしろ大事
- 五感の刺激に敏感(眩しさ、音、においなど)
- 居酒屋では会話が聞き取れないのに、周りの音だけが入ってくる
- ファミレスで他の人の会話が意識せず入ってきてしまう
- ふわふわしたものに癒される(これは困ってはないけど♪)
- 人の感情を察知しすぎる
- 「正しいこと」にしんどくなる(自分が努力不足なだけだと思ってた)
- 自分より相手の気持ちを優先しがち
- 自信がない
こういうこと全部、ずっと「直さなきゃ」「改善しなきゃ」って思ってました。

短所だらけだと思ってた…
でも、HSPという言葉に出会ってからは、「これってわたしの特性なんだ」「変えるべきじゃない部分だったんだ」と思えるようになって。
そのときの安心感、救われた感覚は今でも覚えています。
自分を受け入れるきっかけになった
さらに大きかったのが、自分は「少数派である」ということを知れたこと。
「だから今まで、周りと感覚がズレてるって感じてたんだ」と理解できたとき、それまでの生きづらさが少しほどけた気がしました。
診断結果や本の内容が、価値観マップとあまりに一致していたおかげで、私は比較的すんなりと受け入れることができたけれど、もし先に知識だけが入っていたら、「本に書かれていたことに引っ張られてるだけかも」と疑っていたと思います。
だから私の場合は、価値観マップを先につくっていたことが、本当によかった。
タイミングって大事ですね。
今のわたしとHSPという言葉
いま私は、日常で「HSPだから」と言うことはあまりありません。
人に自分から伝えることもほぼないです。
でも、「自分の特性として受け入れられるようになったこと」は、間違いなく自分にとって大きな前進でした。
「〇〇な考え方を変えなきゃ」じゃなくて、「〇〇と思いやすい自分だから、こうしてみよう」って、前向きに工夫できるようになったんです。

いいも悪いもなく、
ただ「そういう性質を持っている」というだけなんだね
おわりに
HSPを知ったことで、無理に変えようとしていた自分に優しくできるようになりました。
生きづらさの正体がわかって、「わたしってこうだったんだ」と気づけたことは、私の「生きやすさ」につながっています。

自分を否定しなくなって、
やっと自分と仲良くなれた気がするよ
次回は、HSPという特性をどう活かしていけるのか、自分の中での変化についても書いていきますね。
▶ 次はこちらの記事へ: 👉 シリーズ#1-3|知らないうちに実践してたHSPの心を守る小さな工夫
コメント