はじめまして、Ronaです。
これは、HSPのわたしが「自分トリセツ」と呼んでいる、
“自分らしく生きるための取扱説明書”に出会う前の、小さなはじまりの物語です。
まえがき
わたしはずっと、
「なんでこんなに疲れるんだろう」「なんだか生きづらいな」
そんな小さな違和感を抱えながら、日々を過ごしてきました。
でも、ほんの少しずつ自分の心に耳をすませていくうちに、
わたしの中にある「大切にしたいこと」に気づいていったのです。
このブログでは、そんなわたしが「自分トリセツ」をつくるまでの道のりと、
そこで出会った気づきや実践を、ゆるやかに綴っていきます。
そのはじまりは、ちいさな“たまご”に気づいた瞬間から。
この物語は、そんな原点のお話です。

価値観や自分トリセツの、
イメージがすこしでも伝わるといいな♪
わたしのなかに眠ってた たまごの話 〜自分トリセツが生まれるまで〜

むかしむかし──
いいえ、たぶん、ほんのちょっと前の話です。
わたしのなかに、ちいさなたまごが眠っているのを知りました。
やわらかくて、あたたかくて、だけどまだ名前のないたまご。
気づかないふりをしていたけれど、
ほんとうは、ずっと前からそこにあったのかもしれません。
***
「みんなと同じでなきゃ」
「普通はこうするもの」
「正しいって言われたから」
そんな言葉にぎゅうっと包まれて、
たまごは、そっと静かに、かくれていました。
でもある日、
ふと自分の中の“ちいさな違和感”に耳をすませてみたら、
どくん、とたまごが動いた気がしたのです。
***
それからわたしは、すこしずつ
自分の“ほんとう”に近づいていくことにしました。
最初は、ただそこにあるだけだったたまご。
けれど見つけたその日から、
わたしの中で、すこしずつあたためられていったのです。
たまごを見つけたこと。
たまごに名前をつけたこと。
どうすれば気持ちよく育てられるか、あれこれ試してみたこと。
それはつまり、
わたしという生きものの、トリセツを作っていくような日々でした。
***
このブログでは、そんな「わたしとたまごの旅の記録」を
少しずつ、すこしずつ、綴っていこうと思います。
どこかの誰かのなかにも、
もしかしたら ちいさなたまごが眠っているかもしれないから。
あとがき
この物語は、「価値観」や「自分トリセツ」という考え方に出会ったばかりの頃に浮かんだイメージをもとにしています。

自分の特性を見つけて育てて、
いつも一緒にいる守護獣になってもらおう♪
今では、「価値観」をもっと実用的な“特性”や“行動の軸”として捉えていますが、
それでもこの最初の感覚は、わたしにとってとても大切な出発点でした。
たまごは、キラキラしていなくても、特別じゃなくてもいい。
ただそこにあるだけで、わたしという存在の根っこなんだと思います。

次回予告|自分トリセツって何?“自分を大切にする”ということ
世の中にはHSPさん向けの情報や対策法がたくさんありますが、
全部が自分に当てはまるわけでもないし、
知っているのにうまく暮らしに取り入れられなかったり、
思ったほど楽にならなかった…そんな経験はありませんか?
それは、**自分の「価値観」**がまだはっきり見えていないからかもしれません。
価値観が見えてくると、次はそれをどう日常に活かしていくかが大切になってきます。
次回は、
**「自分トリセツってなに?」**というテーマで、
わたし自身が自分トリセツを作って感じた変化や、
「自分を大切にする」ってこういうことかも…と気づけたお話をお届けします🌷
▶ 次はこちらの記事へ: 👉 自分トリセツって何?“自分を大切にする”ということ
コメント