はじめに|違和感に気づく方法とは?

“違和感”ってなんだろう?
どうやって気づけばいいのかな?
前の記事で「違和感に気づこう」と書きましたが、
わたし自身、昔からできていたわけではありませんでした。
自分の感情を押し殺していた時期は、
違和感なんて全然キャッチできなくて、
むしろ“気づかないようにしてた”のかもしれません。
でも今は少しずつ、自分の感覚に目を向けられるようになってきました。
今回は、わたし自身の経験をもとに
「違和感ってどうやって気づくの?」というテーマで、
自分の感覚に気づくための小さなヒントをお届けします。
違和感って、つまり「不快」のサイン
わたしにとっての“違和感”は、
「嫌!」とまではいかないけれど、
どこか心にひっかかるような、小さな「不快」のサイン。
・なんかモヤモヤする
・ん?今のちょっと変だったな
・うーん…なんだろうこの感覚
こういう感覚って、スルーしようと思えばスルーできちゃうんですよね。
でも、放っておくとあとからじわじわきて、
「なんか疲れた」「なんでかよくわからないけど落ち込んでる」
みたいに、自分の元気を奪っていく気がします。
ジャストのタイミングでは気づけないことが多い
とはいえ、違和感ってその場で気づけないことが多くて。
わたし自身、感情を押し殺していた頃は、
「なんとか対応しなきゃ!」「空気を壊さないように!」
って、頭がフル回転で、自分の感覚なんて感じてる余裕なかった。
そのときは「とにかくなんとかやりきった…」って思ってても、
あとからひとりになったときにふと出てくるんです。
「やっぱりあれ引き受けなきゃよかったかな」
「今さら断るのって無理かな…」
「あのとき、ほんとは嫌だったんだな」
そんなふうにあとから出てくる違和感こそ、
大切なサインだと思っています。
違和感の“たぐり寄せ方”のヒント

▽ パターン①:落ち着いた後に浮かぶモヤモヤ
人と離れて一人になったときや、
家に帰ってホッとしたとき、
「あれ?なんか変だったかも」と浮かぶ感覚。
その時点では「不快」って言えるほどの強さはないけど、
ふとしたタイミングでよみがえってくるモヤモヤ。
これが、違和感をキャッチする第一歩になります。
「引き受けたけど…本当は無理してた?」
「笑ってたけど…ちょっと傷ついてた?」
「流したけど…実は納得してなかった?」
こうやって、自分に問いかけてみるだけで、
少しずつ感情の輪郭が見えてきます。
▽ パターン②:夜の“ひとり反省会”
HSPさんあるあるかもしれませんが、
寝る前に「あー、またやっちゃった…」って反省会モードになること、ありませんか?
実はわたし、よくあります。笑
で、その反省会って大体、
「不快だった」「モヤモヤした」出来事を思い出してるんですよね。
たしかに、反省会を延々とやるとしんどくなるし、
「やめたほうがいい」ってアドバイスもわかります。
でも、それを**“自分を知る時間”に変換する**ことができたら、
むしろとっても意味のある時間になります。
たとえば──
・どうしてそう思ったんだろう?
・あの言葉に反応したのはなぜ?
・何が「わたし」にとって不快だったのかな?
こんなふうに、自分の感情の裏側を探っていくと、
自分の「価値観」や「思考の癖」も見えてきます。

“違和感”って、じぶんを知るヒントだったんだ…!
「マイナス思考=悪」じゃない。無視しないで自分軸の確認につかおう。
「ネガティブに考えすぎ」とか「マイナス思考だよ」って言われると、
「こんなふうに考えちゃダメなのかな…」って思ったりしますよね。
でもわたしは思うんです。
マイナス思考って、ただの“気質”や“思考の傾向”にすぎない。
そこに良い悪いなんてないし、
むしろその思考を自分を知る手がかりにできたら、すごく大きな強み。
「どうして落ち込んだのか?」
「何が自分の中で引っかかったのか?」
その問いをたどっていくことで、
わたしはようやく、自分の“本音”に出会えるようになってきました。
おわりに|すこしずつ自分の感覚に気づいていこう
わたしが最初に違和感に気づけたのは、
その場じゃなくて、あとから思い出したときでした。
それでもいいんです。
むしろ、そこから始まるんだと思っています。
今すぐ完璧に「その瞬間」に気づけなくても、
あとから「なんかモヤモヤしたな」と思い出せたなら、
それは立派な気づきです。
そして、その気づきを繰り返していくうちに、
「今の、ちょっとイヤだったかも」と、
少しずつ“リアルタイム”でも感じられるようになっていきます。

すこしずつ精度があがっていくんだね
違和感は、自分を守るための小さなセンサー。
その感覚を取り戻していくことは、
自分の感情を大切にする練習でもあるんだと思います。
だから、焦らず少しずつ。
わたしも練習中なので、一緒に感覚を取り戻していきましょうね☺️
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