「休む」って、怖い。でも、自分を信じて少しずつやってみたら、ちゃんと戻ってこれた。
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HSPである私は、ずっと「休むこと」に罪悪感を持っていました。
「休む=怠けてる」と思い込んでいたし、他の人が休むのはいいけど、自分が休むのは許せない──そんな気持ちに支配されていたんです。根っこには「ちゃんとしなきゃ」「がんばらなきゃ」という思い込みがあったのかもしれません。
でも、ある時ふと気づきました。
休むにも、いろんなパターンがある。
そしてそれぞれに対して、自分に合った休み方、頻度、量を見極める必要があるんだ、と。
たとえば「ひとりになる時間を取る」こと。
これはHSPの私にとっては必要不可欠な休息でした。HSPという言葉を知ってから、意識的に取るようにこころがけています。
自分トリセツには、“予定は1日にひとつ。(が一番満足度が高くなる)”と書いて、予定を詰め込みすぎないように気を付けています。
そして、睡眠。
以前までは早起きが偉い、早起きできるようになるには?という考え方でした。
でもこれも「◯時間寝なきゃいけない」「〇時に起きなきゃいけない」じゃなくて、「自分が元気に活動するために必要な時間はどれくらいか?」という視点で考えるようになったら、すごくラクになった。
怖かった「おやすみ期間」
でも、まだまだ難しい「休み方」もあります。
最近経験したのが、「情報過多による脳内処理待ち」のための時間。
頭に情報が入りすぎて、これ以上の刺激を拒否するかのように、**“何もしたくない”**という感覚が一気にやってきたんです。
それは数時間ではおさまらず、なんと1週間ほど続きました。
最初のうちは「怠けてるだけじゃ?」「やる気ってやってるうちに出てくるって言うし…」なんて、自己否定の思考がグルグル。でも途中で気づいたんです。
「もしかして、これは“脳の処理中”なんじゃない?」
そう仮説を立てて、自分を信じてみた。残りの期間はなるべく何もしないように心がけたら、ふっと楽になって、元に戻ったんです。
「やっぱり、休むって必要なんだ」って思えた瞬間でした。
「休む」は脳と心のバランスを取るための時間
このモヤモヤ期、今までも定期的に来ていたんですよね。
一切のやる気がなくなる割に、何かをしないといけないような焦燥感。でも無理やり何かをしても効率が悪い。いったいこれは何なの?
でも今回ようやく、「これは怠けじゃなく、脳内処理のための自然な波なんだ」と確信できました。
私にとって「休むこと」は、
・波を落ち着かせること
・バランスを取ること
・脳内の交通整理をすること
ただ「何もしない」だけじゃなくて、回復や整理のための、大事な行動なんだなって。
休むのは、こわい。でも──
それでもやっぱり、「休むこと」はまだ少しこわいです。
「このまま戻ってこられなかったらどうしよう…」と不安になることもあります。
でも、今の私は知っています。
休んだ方が効率もよくなるし、自分らしさも戻ってくるってことを。
だからこれからも、怖がりながら、実験しながら、自分のペースで「休み方」を見つけていきたいと思っています。
HSPさんにとって、「休むこと」は特に大きな意味を持つのかもしれません。
自分のリズム、自分の波を感じながら、こわごわでも大丈夫。
一緒に、「ちょうどいい休み方」見つけていきましょうね。
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