はじめに:自分軸って?
「自分軸を持って生きよう」という言葉。 よく目にしますよね。
ただ、その意味を深く考えてみると、実は人によって指すものが違うことに気づきました。
今回は、わたしが実際に「それ、本当に自分軸?」と思った体験をひとつのキッカケにしながら、「自分軸」の指す意味の広さ、そして「自分の軸を見つける」ことについて書いていきます。
「それ、本当に自分軸?」
先日、友達に誘われてランチに行った時のこと。
友達の友人を紹介され、初対面の人とお話する機会がありました。
その人は「自分軸を持つことが大切!」ととても真撃に語り、
自分の思いや生き方を熱く語ってくれました。
ただ、私はその話を聞いていてなんだか「自分軸」とは別のもののように感じてしまったんです。
おそらく、その人は
「自分の直感や思いだけを大事にすること=自分軸」
「周りに影響を受けること全て=他人軸」
と考えていたようなのです。
その違和感から、わたしが思う自分軸はその人とは違うものなんだな、と気づきました。
“自分らしさ”と“思いやり”は両立できる
「他人の気持ちも思いやりながら、その中で自分の意思を持つ」こと。
それが、わたしの考える自分軸です。
自分を一番大切にすることはもちろん大事。
でも、だからといって周りをすべて無視するのは、わたしには「しっくり」こない。
人は結局、誰かと関わり合わないと生きていけないから。
(別にたくさんの人と仲良くしようとかそういうことではなく、買い物に行った先の店員さんや、バスの運転手さんや…そういう「関わり」をイメージしています)
「自分だけ」を優先することは、広い目で見たときにほんとうの意味で「自分を大事にしている」ことにはならないんじゃないかと思うのです。
「自分軸」を見つけるミニワーク
●最近、「本当はこうしたかったのに」って我慢したこと、あった?
●そのとき、どんな気持ちだった?ほんとうはどうしたかった?
●そこに「自分が大切にしたいこと」はあった?
そんなふうに、自分の本当の気持ちをちょっとずつたどりながら、「自分軸」を見つけてみてね。
「自分が大切にしたいこと」は、価値観マップで探してみることをオススメします。
おわりに
「これが自分軸だ!」と我を通して突き進むのが合っている人もいるけれど、
わたしにとって「このへんが自分らしいかも」「自分が自分らしく楽にいられる」って思う自分軸についてお話ししました。
「自分軸」って一言でいっても、人の数だけその定義がある。
そしてあなたにはまた、あなたに合った「自分軸」があるはずです。
この記事を読んで、すこし自分にとっての「自分軸」について考えてみようかなと思ってもらえたらうれしいです。
次回は、この体験の中で気づいた「優位性」の気持ちとの向き合い方について、
もっと深く書いてみたいと思います。
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