はじめに:「強さ」って言われても、ピンとこなかった
「もっと強くなろうよ」
「振り回されない自分にならなきゃ」
そんな言葉を、どこかで聞いたことがある人も多いと思います。
HSPのわたしも、その一人でした。
ささいな変化に敏感で、ちょっとした空気の違和感にも心がざわつく。
それがつらくて、「こんなんじゃダメだ」「もっと強くならなきゃ」と思ったこともあります。

“強くならなきゃ”って言葉、プレッシャーに感じてた…
でも…
“強さ”って言われても、なんだかピンとこなかったんです。
強さ=戦うこと、傷つかないこと、跳ね返すこと。
そんなイメージが強すぎて、「それって本当に、わたしの求めてるもの?」とモヤモヤしていました。
もしかしたらわたしが本当に欲しかったのは、
**「立ち向かう力」ではなく、「自分に戻ってこられる感覚」**だったのかもしれません。
「外に振り回されない強さ」ってどんなもの?
わたしはHSP気質で、人の言葉や表情、場の空気からたくさん影響を受けてしまいます。
だからこそ、「強くなる=外の声をシャットアウトすること」だと思っていた時期もありました。
でもそれって、なんだか違う。
本当に欲しいのは、
外の世界に揺さぶられても、自分にそっと戻ってこられる力。
たとえば、
- 迷っても、自分の選びたい方向を思い出せる
- 誰かに合わせすぎたあとでも、「これがわたし」と感じられる
- 傷ついたとき、自分で自分を包み直せる
そういう「戻ってこれる感覚」が、わたしにとっての“しなやかな強さ”なんだと思うようになりました。
わたしらしい言葉で見つけた“しなやかな強さ”
「じゃあ、どんな言葉なら、わたしにとっての“強さ”を表せるんだろう?」
いろいろ考えてみて、出てきたのはこんな言葉たちでした:
- しなやかさ
- 自分軸感覚
- 内側の安定感
- 選ぶ力
- 余白をもつこと
どれも、ゴツゴツした“強さ”ではなくて、やわらかくてあたたかい感覚。
**「曲がっても折れない」とか、「ふわっとしてるけど、芯がある」**ようなイメージです。

“しなやかさ”っていう選択肢があると知って、すごくラクになったよ
「人に合わせることが悪いわけじゃない」
「ただ、自分の場所に戻ってこられるなら、それでいい」
そんな思いに、今のわたしは落ち着いています。
“しなやかな自分軸”を支えるもの:余白と選ぶ力
しなやかさを保つために、大切だと感じていることが2つあります。
1. 余白(ゆとり)
- スケジュールを詰めすぎない
- 感情があふれそうなときは、いったん離れる
- 頑張らない日を、あえてつくる
余白があることで、揺れても折れずに戻ってこれる。
いつでも呼吸できる場所を、自分の中につくっておくことが大事なんだと思います。
2. 選ぶ力(自分で選ぶ感覚)
- 「普通はこうするよね」に流されそうになったとき、
- 「でも、わたしはどうしたい?」と問い直す
これは、誰かを否定するためじゃなくて、自分を大切にするための練習。
他人の期待より、自分の気持ちを優先する勇気が、しなやかさを支えてくれます。
おわりに:強くなくても、折れないわたしへ
わたしはもう、「強くならなきゃ」と無理に背伸びしなくていい。
ガチガチに固めた“強さ”じゃなくて、
**ふわっとしながら、でもちゃんと戻ってこられる“しなやかさ”**を大事にしたい。
揺れることも、傷つくこともある。
それでもまた、自分に戻ってこれたら、それでいい。

他人の言葉でぐらぐらしても大丈夫。
戻ってこれる自分軸を少しずつ育てれば、それでいいんだよ
しなやかに、やわらかく、でも確かに。
そんな“わたしだけの強さ”を育てながら、これからも自分のペースで歩いていきたいと思います。
💭 あなたへの問いかけ
あなたにとっての「しなやかな強さ」って、どんなイメージですか?
もし今、“戻ってこれる自分軸”があるとしたら、それはどんな軸ですか?
🌱 Ronaの現在地
わたしもまだ、完全に「自分軸」を保てているわけじゃないけれど、
すこしずつ、「折れない感覚」が育ってきているのを感じています。
だから今日も、自分にそっと戻ってくる時間を、大切にしています。
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