価値観を「抽象化」する作業は、自分の中にある「大切にしたいことの本質」を見つける時間。
でも、それが見つかったあとって……どう使えばいいんだろう?
ここでは、私が日々の中で「この軸、役に立つなぁ」と感じたシーンを、いくつかご紹介します◎
ふんわりとでもイメージが持てたら、きっと次のステップが軽くなるはず。
📌このページでわかること
- 抽象化した価値観が「どんな場面で使えるか」がわかる
- 実際の使い方をイメージしやすくなる
- 「価値観って、やっぱり大事だな」と思える小さなヒント
💬 ここに書いた使いどころ以外にも、「私はこんなふうに使ってるよ」なんて声があれば、ぜひ教えてもらえたらうれしいです◎
読んでくれたあなたの経験が、誰かのヒントになるかもしれません。
価値観を「使ってみる」ってどういうこと?
「大事にしたいこと」が言葉として見えてきたら、次はそれを日常にちょっとずつ持ち込んでみる時間。
それは、大きなチャレンジじゃなくて、小さな選択や思考のクセを変えてみることだったりします。
ここでは私自身が「あ、ここでこの価値観が活きたな」と感じた場面を、やさしく切り取ってみました。
価値観を使って選択した話はこちら
▷ 正解って何?──私たちが“正解”を探してしまう理由と、その本当の意味
🧭使いどころ①|迷ったときの「判断軸」に
HSPさんは、まわりの気配や感情に敏感だからこそ、「私はどうしたい?」がわからなくなることも。
そんなとき、「私が大切にしたいのはこれだったな」と思い出すことで、少しずつ選択がシンプルになります。

ついついまわりの人を優先しちゃうよね。
たとえば:「平穏」が価値観なら……
- あえて予定を詰めこまない
- SNSやニュースから一歩引く
- 忙しそうな選択を断る勇気を持つ
「気が進まない理由」を言葉にできると、自分の気持ちにOKを出しやすくなります◎
💡使いどころ②|情報の取捨選択に
「これが正解!」という情報があふれる時代。
つい振り回されたり、疲れたりしてしまう人も多いかもしれません。
そんなときも、「私にとってはどうか?」を考える軸があると、落ち着いて選べるようになります。

たくさんの正解論、いったいどれが正しいの・・・?
たとえば:「ミニマム」が価値観なら……
- 「多すぎるノウハウ」よりも、少なくて確実な方法を選ぶ
- 「みんなやってるから」より、「自分にフィットするか?」で考える
自分にとって心地いい選択って、じつはすごくパワフルなんですよね。
🌿使いどころ③|「自分トリセツ」のベースに
抽象化した価値観は、「自分を快適に扱うためのマニュアル(=自分トリセツ)」をつくる土台になります。

自分トリセツは、価値観→使いどころの間のステップのようなイメージだよ。
たとえば:「好奇心」が大事なら……
- 新しいことを学ぶ時間をスケジュールに入れる
- 疑問や興味をそのままにせず、メモして深掘りする
自分の行動や考え方を、価値観に合わせてカスタマイズすることで、グッと生きやすくなります◎
✨使いどころ④|「私はこれが大事」と言えるように
自分の気持ちに自信が持てなかったり、人の言葉にゆらいだり。
そんなとき、「私はこれが大切なんだ」と言葉にできることは、心の支えになります。
誰かと違ってもOK。
「私は、私が心地よくいられる選択をしたいんだ」と思えるようになります。
☁️まとめ|抽象化は、やわらかい「スタートライン」
抽象化って、答えを出すためのゴールではなくて、
自分の軸を持ち歩けるようになるための、やさしいスタートなんだと思います。
言葉にした価値観を、毎日の中でちょっとずつ使ってみる。
それだけで、自分との関係が少しずつ整っていくのを感じられるはず。
次回予告|自分トリセツの作り方・育て方
抽象化した価値観は、ただ眺めて終わりじゃなくて
「日常でどう活かすか?」が大事なポイント。
次回は、その価値観を土台にしてつくる
「自分トリセツ(=自分を心地よく扱う説明書)」についてご紹介します。
・そもそも、自分トリセツってどんなもの?
・どうやって作ればいいの?
・作ったあと育てるってどういうこと?
そんな疑問に、私の実体験も交えながら
ゆるっと、でも役立つかたちでお届けしますね。
お楽しみに☺️
▶ 次はこちらの記事へ:
👉 2−4|価値観を“暮らしの形”にする方法|HSPさんのための自分トリセツ入門
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