2-5|正反対な気持ちも、どっちもわたし|価値観の対立と向き合うヒント

価値観を活用する

価値観が見えてくると、次に訪れるのが「ぶつかり合い」の場面。
自分の中で、どちらも大切だからこそ迷う。
選べなくて、立ち止まる。そんな経験、ありませんか?

この記事では、価値観や自分トリセツが対立したときの考え方をご紹介します。
「選ぶこと」=「捨てること」じゃないと知ったとき、
迷いも優しさに変わっていきます。


✅ このページでわかること

  • 価値観や自分トリセツがぶつかるのは、自然なことだとわかる
  • 「どちらを選ぶか」よりも、「どう選ぶか」の考え方
  • 対立する価値観をゆるやかに統合するヒント
  • 迷いや後悔と、あたたかく付き合う方法

🌱 はじめに

価値観を見つけて、やっと「自分らしさ」がわかってきたと思ったのに――
ある日ふと、心の中で相反するふたつの気持ちがぶつかる瞬間があります

例えば…
「“やらなきゃ”より“やりたい”を優先して過ごしたい」
「“やらなきゃ”はさっさと終わらせると気持ちが楽」
みたいなもの。

価値観や自分トリセツとするなら、どっちかを選ばなきゃいけない気がして、苦しくなる。

そんなとき、自分を責めたり、どちらかを“正解”にしようとするよりも、
まずは「迷っている自分」に、やさしいまなざしを向けてあげることが大切です。

このページでは、そんなモヤモヤに出会ったときの考え方や、
「自分らしく選ぶ」ためのヒントをお届けします◎


どちらかを否定するんじゃなくて、「今日はどっちが心地いい?」で選んでみる

価値観がぶつかったとき、昔の私は「どっちが正しい?」と考えてしまって、選べないことに疲れてしまうこともありました。

でも今は、「どっちも大切。その上で、今日はどっちの自分でいたい?」と問いかけるようにしています。

体調、天気、気分、前日の疲れ具合…。
毎日のコンディションによって、心地いい選択肢って変わるんですよね。

朝から頭がモヤモヤしていたら「今日はやりたいことを優先しよう」って決める。
逆に元気で頭がスッキリしていたら、「今のうちにやらなきゃを片づけよう」って選べばいい。
その時々の自分にフィットする選択をすることで、どちらの価値観も傷つけずにすみます

HSPさんにとって得意な“感覚を受け取る”力を使って、今のわたしはどちらの価値観があっているのかを判断してもらえたらと思います。


正反対でも、どちらも「自分らしさ」の一部

「対立してる=どちらかを手放さなきゃいけない」って思いがちですが、そうとは限りません。
正反対に見える価値観も、じつはどちらも“自分らしさ”を支える要素だったりします。

例えば「静かな時間が好き」と「人と関わるのが好き」も、一見すると矛盾して見えるけれど、どちらも自分にとって大切な心の栄養だったりする。
だから、あえて切り分けずに「両方を大切にするには?」と考えてみるのもひとつの方法です。


答えは“自分の中”にある。だからこそ「選ぶこと」を怖がらないで

どんなに素敵な人の価値観も、「自分にとって正解かどうか」は別の話
だからこそ、他人の価値観とぶつかったとき、自分の中の価値観が揺れたとき、
「私はどうしたい?」をていねいに聴いてあげてほしいなと思います。

それは決してワガママでも、自分勝手でもない。
自分と仲良くなるための、大事なステップなんです。


🧩 まとめ|「選ぶ」は“自分らしさ”を深める行為

どちらも大事。だからこそ迷う
それって、どちらの価値観もちゃんと自分の中に根づいている証です。

今日の自分にとって、どちらがより心地いい?
どちらを選んでも、自分を否定しないでいられる?

そんな問いかけを積み重ねることで、
“わたしらしさ”の解像度が、少しずつ上がっていきます。


🔮 次回予告|価値観や自分トリセツを手放すタイミングと基準

いったん大切だと思っていた価値観やトリセツが、
「なんだか最近、しっくりこないかも…」と感じることはありませんか?

人も、環境も、少しずつ変わっていくもの。
次回は、「価値観を手放すタイミング」について考えてみます。
変化の中で、自分とやさしく付き合うヒントをお届けします。

▶ 次はこちらの記事へ:  👉 変わっても大丈夫。価値観を手放すときのやさしいヒント


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