「どれが正解なんだろう?」と迷って、動けなくなってしまうこと、ありませんか?
わたしはずっと、「間違えたくない」「ちゃんと選ばなきゃ」と思いながら生きてきました。
でも今は、「正解」の意味を、少しずつ違う形で捉えられるようになってきたんです。
この記事では、HSP気質のわたしが「正解」へのとらわれから少しずつ自由になっていった過程を、実体験をもとに綴っています。
正解を探しすぎて疲れてしまったとき、自分で選ぶためのヒントになれたらうれしいです。
「応援したい気持ち」と「自分のペース」のあいだで
あるとき、大切にしている学びの場で「応援の形を見直そう」という動きがありました。
わたしもたくさんの学びをもらっているし、その考え方にも共感していて。できることなら応援したい、と思いました。
でも、「すぐ動くこと」が自分にとって納得のいく選択かというと…ちょっと違っていて。
事前に「家族にも納得してもらってから動きたい」と決めていたことがあり、その気持ちを大事にしたかったんです。
だから、自分の想いと向き合って「今はまだ、そのタイミングじゃない」と結論を出しました。
誰かに合わせるでも、反対するでもなく、自分で納得して選んだ道。
正解って“あとから証明されるもの”だと思ってた
「正解を選ばなきゃ」「間違えちゃいけない」
そんな思いは、ずっと前からわたしの中にありました。
わたしにとっての“正解”は、
- 将来的にちゃんと結果が出ること
- 他人から見ても間違っていないこと
- 自信を持って「これでよかった」と言えること
…そんな「あとから証明できる正しさ」だったんです。
でも、未来なんて誰にもわからないし、そういう“正解”って、実は選べないんですよね。
わたしにとっての「正解」の意味=「納得感」がいちばん大事
ここ1年くらいでようやく、
「今ある知識や状況の中で、“今”納得できる選択をすればいい」
「もし後から違ったなと思っても、そのときに考え直せばいい」
そんなふうに思えるようになってきました。
それだけで、ずいぶん気持ちが楽になったんです。
昔は「損しないこと」が正解だと思っていたのかもしれません。
お金とか、時間とか、信頼とか…。
でも今は、「納得感」がいちばん大事。
どんな結果になっても、「あのときの自分がちゃんと考えて選んだ」って思えれば、それでいい。
まぁそれもある意味、納得した方が自分にとって“得”ってことなのかもしれませんけどね☺️

自分にとっての「正解」とは?
「正解」はもう、外にあるものじゃない。
人によって「得」の基準も違うし、同じ選択でも、誰かにとってはプラスで、別の誰かにとってはマイナスかもしれない。
だからこそ、自分でちゃんと納得して選ぶことが大切なんだと思います。
外の意見に揺れてもいい。迷ってもいい。
でも最後には、自分の気持ちに説明がつく選択をしてあげたい。
そうすれば、結果がどうであれ、「これは自分で選んだことだ」って言える。
それって、選んだ時点でもう“正解”なんじゃないかな。
正解を探してしまうあなたへ
もし今、「どっちを選んだら正解かな…?」と迷っていたら、
まずこんなふうに問いかけてみてください。
「なんのために、正解を探しているの?」
その選択で得たい感情や状態があるはず。
安心したいのか、後悔したくないのか、それとも満足感がほしいのか…。
そこが見えてくると、自分にとっての大事な基準が見えてきます。
そして、その気持ちに沿って選んだなら、それがもう“自分にとっての正解”です。
「その選択で得たい感情や状態」がわからないよ…という方はこちら
▷ 2-1|“なんとなく好き”の奥にある気持ちって?|価値観を言葉にする練習|価値観の抽象化について
迷っていい。揺れていい。 でも、ちゃんと自分で選ぼう。
「正解は、自分の中にある」
そんなふうに思いながら、これからも「自分で選ぶ力」を育てていけたらいいなと思っています。
おまけ:その後の小さな変化
実はこの記事を書いたあとも、少しだけ心の中にひっかかりが残っていて。
「やっぱりこれでよかったのかな?」と、何度か自分の中で問い直していました。
そんな中でふと気づいたのは、
「家族に納得してもらう。ゆっくり自分たちのペースで。」
「応援したい。価値も十分感じている。」
このふたつは、対立するものじゃなくて、別の問題なんだってこと。
どちらかをあきらめるんじゃなくて、どちらの気持ちも大事にできる方法を探してみたら…ちょっと手間はかかるけれどちゃんとあったんです。
「ひとまずこれが今の自分にとって、いちばん納得できる答えかな」と思える形が見えてきたので、今はそのやり方で進めてみることにしました。
もしまた違うなと感じたら、そのときに修正すればいい。
そんなふうに、自分の気持ちと対話しながら、柔らかく選んでいけたらいいなと思っています。
「自分の気持ちと対話」ってどうすればいいの?という方におススメ
▷ 【HSP】違和感を見逃さない。感情と体の反応が教えてくれる“本当のわたし”
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